アストモスエネルギー(東京・千代田区)は、カナダ産の液化石油ガス(LPG)の引き取りについて、カナダのアルタガス社との間で交渉を進めている。アストモスエネルギーの関係者がこのほど、リム情報開発との取材で明らかにした。契約締結に至った場合、LPGはカナダ西海岸のブリティッシュコロンビア(BC)州から出荷される見通し。アストモスは、日本向けの供給だけでなく、トレーディング業務にも活発に取り組んでおり、カナダ産LPGを他国へ転売することも視野に入れているという。
一方、今回の契約が締結に至った場合でも、アストモスが他の産ガス国からの引取量を減らすことはなく、同社が取扱量を増やして一段とトレーディング業務に注力するとしている。