ブラジルの石油・天然ガス・バイオ燃料監督庁(ANP)が公表した2015年の同国における燃料製品の消費量によると、ディーゼル燃料は前年比4.7%減の5,721万キロリットルだった。他方、バイオディーゼルの基準配合率が2014年に5%から6%へ、その後、さらに7%に引き上げられた結果、15年のバイオディーセル生産量は前年比17%増の400万キロリットル。また、エタノールとエタノール燃料の総量は同19.6%増の2,880万キロリットルとなり、バイオディーゼルとエタノールが生産増に寄与した。こうした状況下、エタノール燃料の需要増を見越し、ブラジルに進出する企業と、景気後退(リセッション)などを受けて当地からの撤退を決めた企業が出るなど、収益面での見通しを判断する上で二分化する傾向が見られる・・・。(写真はADMのHPから引用)

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