豪州から出荷された液化天然ガス(LNG)が初めて、南米アルゼンチンに仕向けられる。同国に供給されるLNGは、豪州東海岸に位置するオーストラリアパシフィックLNGプロジェクト(APLNG、年産=350万トン)で5月3日に船積みされたもの。使用される船舶は「クールエクスプローラー」号(容量=16万立方メートル、7万3,600トン)で、アルゼンチンへの到着予定は同24日となっている。複数の関係者が10日までに、リム総研の取材で明らかにした。
APLNG積みのLNGはこれまでに、北東アジアはもちろん、インドや中東に持ち込まれている。仕向け先の多様化が一段と進んでいるようだ。