エジプトのターレク・エルムッラー石油相は11月14日、サウジアラビア国営のサウジアラムコとエジプトへの原油輸出に関する交渉を開始したと発表した。サウジアラビアはこれまで、エジプト向けに石油製品を月間70万トン供給していたという。(国旗はエジプト)

アルジェリア国営石油会社のソナトラックと、米ベーカーフューズ・ゼネラルエレクトリック(BHGE)は11月9日、石油関連設備の製造や販売にかかわる合弁会社(JV)を立ち上げる予定としている。初期投資額を4,500万ドルと見込む。合弁本社はアルジェリアのアルズーに置く見通しだ。

他方、ナイジェリアのカチク石油資源相は、同国エド州で予定するモジュール製油所プロジェクト7件の申請について、その対応を進めているとの見解を示した。そのうち、3件が認可段階にあるとした。11月9日付のサイト『ヴァンガード』が伝えた。

また、英エランド・オイル&ガスが11月7日、ナイジェリアのOpuama油田の鉱区(Opuama-7井)で原油の埋蔵を確認したと発表。試掘で日量6,700バレルの原油生産量を確認した。当初の予想は日量5,900バレルだったという。

このほか、11月9日付のサイト『オールアフリカ』によると、タンザニアのジョン・マグフリ大統領がウガンダのホイマ油田を訪れ、原油パイプラインの起工式に出席した。この送油管は、ホイマ油田とタンザニアのタンガ港を結ぶもので、2020年に完工する予定という。

ところで、11月6日付の『ロイター通信』は、英タローオイルがガーナ沖合で予定するTEN油田の開発事業を2018年初頭に再開する計画と報じた。ガーナとコートジボワールとの間で争われていたTEN油田の帰属問題に関連し、2017年9月、国際裁判所が「ガーナの管轄」と裁定したことを受け、開発活動を再開することになったという。