東京電力ホールディングス(HD)は4日、山梨県、東レ、東光高岳(本社:東京都江東区)とともに、二酸化炭素(CO2)フリーの水素エネルギー社会実現に向けたP2G(パワー・トゥ・ガス)システムの技術開発や実証研究を推進するため、本日付で協定を締結したと発表した。再生可能エネルギーの電力により水素を製造し、貯蔵及び利用するP2Gシステムは、長期間の貯蔵や輸送が可能な水素の特性を生かし、天候次第で変動する再生可能エネ発電量の安定化に資する技術の一つとされる。(イラストはイメージ、本件とは関係ありません)
このため、東京電力HD・山梨県などは、甲府市内の米倉山で太陽光発電による電力により、年間45万Nm3(計画値)の水素を製造、貯蔵及び利用するP2Gシステムの確立を目指し、将来の可能性や技術課題の明確化などを含めた基礎的な検討に着手。その後、技術開発フェーズへの移行が判断される見通しで、2020年度末まで、技術開発・実証研究を実施するとしている。