国際石油開発帝石(INPEX)は28日、今年6月はじめから実施してきた島根県と山口県沖合における掘削調査を終了したと発表した。この事業は、経済産業省・資源エネルギー庁から受託したもの。INPEXこれまで、島根県北西沖合約130キロメートル、山口県北沖合約140キロメートル、水深約210メートルの地点で、海底面下約2,900メートルまで掘削を行ったという。調査の結果、浅部で薄いガス層を確認するとともに、以深部でもガスの可能性を確認。また、最深部においては高圧のガス層を連想する想定外の強いガスの兆候がみられたとしている。今後、調査で得られた地質データの詳細な解析・評価作業を実施する。