日揮(JGC)は7日、現地法人であるJGCフィリピンと共同で、サランガニ・エナジーがフィリピンのミンダナオ島サランガニ州で進める火力発電所建設プロジェクトの第2期工事を受注したと発表した。受注額は公表されていない。納期は2019年4月末を予定している。

このプロジェクトは、210メガワット(MW)の発電能力を持つ石炭火力発電所の工事で、発電される電力は、ミンダナオ島内のサランガニ州や島内の主要都市であるジェネラルサントス市に供給される。循環流動層ボイラを採用、低温での2段階燃焼を行い、大気汚染物質である窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)の生成を抑制し、さらに、排ガスに含まれる煤塵を回収、処理するなど自然環境に配慮した設計という。