ドバイの電気水道会社(Dewa)は8月6日、ソーラー発電電力の蓄電パイロットプロジェクトを計画していると発表した。ソーラー発電基地“Mohammed bin Rashid Al Maktoum Solar Park”に容量1.2MW/7.2MWhのNaS電池電力貯蔵システム(NaS BESS)を設置し、試験するという。

英ベロシーが米ミシシッピ州で計画するバイオリファイナリープロジェクトに関連し、米農務省(USDA)による環境アセスメントで「特に重大な影響なし」(FONSI)と評価された。今後は、同州の建設認可などの手続きに移行する。プラントの建設地はナチェズで、木質系バイオマス廃棄物を原料に、ディーゼル・ガソリンの生産を予定している。ベロシーは、2018年後半に共同出資パートナーを決定し、19年下半期の最終投資判断(FID)を目指す。

他方、調査会社のグローバルデータは8月7日、最新報告書“Electric vehicles -Thematic Research”で、世界の電気自動車(EV)の台数は、現在の300万台から、2040年までに3億台に増えるとの予測を発表した。また、乗用車の新車登録台数のEVシェアは、2030年までに15%になるとの見通しを示した。なお、大手メーカーによる大量生産は2025年以降になるとしている。

また、米カリフォルニア州大気資源局(CARB)は8月8日、環境対応自動車の新基準Innovative Clean Transit (ICT)と環境評価案(Draft Environmental Analysis)を提案したと発表。ICTには、ゼロエミッション自動車(ZEV)の販売シェアを、2023年までに25%、26年までに50%、29年までに100%とするなどの基準が示されている。CARBは、9月27日に公聴会を開催する。

このほか、インドネシア政府は8月半ば、国産バイオ燃料使用を奨励する目的で、ディーゼル燃料の成分中、20%をバイオ燃料にすることを義務付けることを明らかにした。9月1日から実施する。サイト『コンパス』などが報じた。

ところで、カナダの天然資源省は8月17日、航空部門の二酸化炭素(CO2)排出量を削減する目的で、クリーンで経済的・持続可能なジェット燃料を開発するプロジェクトを発表した。プロジェクトは、持続可能ジェット燃料のサプライチェーンの確立を目指し、2050年までにCO2排出量の50%削減を目指すという。