ドルインデックスが上昇基調を強めている。米連邦準備制度理事会(FRB)は13日、連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを行なうなど金利が上昇局面にあることが背景にある。22日の石油輸出国機構(OPEC)総会も市場の注目点だが、市場が消化難となる決着も予想される。そこで、原油価格と逆相関の関係が強いドル相場から、今後の原油市況を考察した。4月以降連動を強めていた両指標は、5月下旬以降の原油急落で本来の関係に戻り始めたのだろうか。4月から6月中旬のWTI原油とFRBが公表するドルインデックスの相関係数は、0.437と比較的高い正の相関を保っている。四半期ベースでみると2004年第4四半期の0.811以来の水準となっている。年間ベースでは、2017年がほぼ無相関の0.009、2018年は足元までで0.543とやはり高い正の相関が認められる

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