ナイジェリア国営石油会社(NNPC)は8月16日、国内における原油生産コストが1バレルあたり29ドルから同23ドルに下がったと発表した。理由については明らかにしていない。ナイジェリア政府は、国内石油政策(NPP)に基づき、7月まで原油生産コストを同29ドルに設定していた。NNPCは、原油生産コストの目標値を陸上鉱区で同17ドル、海洋鉱区で同19ドルとしている。(国旗はナイジェリア)

仏トタルは8月末、ナイジェリアの石油・天然ガス事業に100億ドルを投資したことを明らかにした。また、トタルが同国で展開するエギナ油田の開発事業がまもなく完了し、2018年には日量20万バレルを生産できるとの見通しを示した。8月21日付のサイト『デイリートラスト』などが報じた。

他方、ナイジェリアのフォルテ・オイルは今夏、製油所の精製能力を強化する目的で、製油所運営会社と合弁企業(JV)を設立する方向で協議入りしたと発表した。ただ、相手先の企業名は明らかにしていない。石油製品の輸入依存度が高いナイジェリアでは、老朽化した製油所の改修工事を推進している。

このほか、ナイジェリアのダンゴート・リファイナリーは8月末、製油所の建設にデータベースのNOGICJQSからベンダーを選択する方針を示した。NOGICJQSは、ナイジェリアン・コンテント・ディベロップメント&モニタリング・ボード(NCDMB)が管理する石油・天然ガス産業の国内企業のデータベースである。