ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油フォワードカーブ(先物曲線)が平坦(フラット)化している。これまで、米シェール企業のヘッジ対象限月(2017年12月限~2019年12月限)にその兆候が目立っていたが、ここにきて期近限月から2019年12月限までフラット化がより長期化している(フラット化とは当先の限月価格がほぼ同値になること)。ファンド筋の「先物買い」や、コール買い・プット売りなどのオプション取引が期近限月を中心に行われる一方、シェール企業の売りヘッジが期先限月の頭を抑えたことが背景にある。これまで回復基調を強めてきた原油生産が秋口には転換点を迎える可能性がある

この記事の続きを読みたい場合は、リム総研のホームページから会員登録をして下さい。