米エネルギー情報局(EIA)が10月末に更新・発表した国別レポート(ロシア版)によると、ロシアの原油類(原油+コンデンセート)の生産量は世界第1位、天然ガス生産量は世界第2位であった。2015年、ロシアは国家予算の43%を石油・天然ガスに依存し、原油の約7割、天然ガスの約9割が欧州向けに輸出されたという。産油・産ガス国としての地位を不動にするロシアだが、欧米による経済制裁や原油安の影響が国家財政に大きな打撃を与えているのも事実だ。ただ、エネルギー大手は強気の姿勢を崩しておらず、ロシアの原油生産動向が11月30日に開催される石油輸出国機構(OPEC)定例総会のゆくえを左右するかもしれない・・・。(写真はロスネフチのセチン会長=中央、撮影:リム情報開発)

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