中国による原油の輸入量が高止まりしている。中国海関統計局によると、8月の輸入量は3,285万2,393トンと前月比5.7%、前年同月比では25.7%増加した。月間の輸入量が大台の3,000万トンを突破するのは2月以来、7カ月連続だ。1~8月期の累計では、2億5,045万トン強に上る。これは前年同期比で13.7%増。原油相場は2月に底を打ち、その後ほぼ一本調子で上昇基調を辿り、節目の50ドルを超える局面も何度か見られた。原油相場が上昇する過程でも、中国による原油の輸入量が衰えていないことを実証した格好だ。
この記事の続きを読みたい場合は、リム総研のホームページから会員登録をして下さい。