東京と中部電力が折半出資するJERA(ジェラ)は、シンガポールのトレーディング子会社を通じ、燃料調達先の多様化の一環として初めてコロンビア産の石炭を受け入れる。8月に中部電力の碧南火力発電所(定格出力=410万キロワット)で荷揚げされた後、同発電所で燃焼実験が行われる見通しだ。コロンビア産のような硫黄分の高い低価炭と、これまで購入していた豪州産などの低硫黄の石炭を混ぜ合わせることにより、経済性を高める狙いもあるようだ。JERAの関係者が22日までに明らかにした。