ブラジル連邦会計検査院(TCU)は3月28日、近く実施予定の石油・天然ガス鉱区の入札(ラウンド15)から一部鉱区を除外するよう、政府に指示した。同日付の『ロイター通信』によると、除外される鉱区はサントス海盆にあるS-M-534、S-M-645。TCUは、ブラジル政府が計画する利権契約(コンセッション・アグリーメント)に比べ、生産分与契約(PSA)にしたほうが、政府の収入が増えるとしている。

ラウンド15の公募に関連し、ブラジル石油庁(ANP)は3月29日、サントス海盆、カンポス海盆などを含む47鉱区のうち、22鉱区が落札されたと発表した。米エクソンモービル、ブラジル国営のペトロブラス、カタール国営石油会社(QP)、米シェブロン、英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェル、英BP、ノルウェーのスタットオイルなど13社が単独またはコンソーシアムでの落札となった。このうち、エクソンモービルは最多となる8鉱区を落札したという。

このほか、ペトロブラスが、ブラジル・リオデジャネイロ州イタボライーに同国で最大規模となる天然ガス処理プラントを建設する計画が明らかとなった。ペトロブラスは、中国の山東科瑞石油とブラジルのメトド・ポテンシャルのコンソーシアムに建設役務を発注した。サイト『マーケット・インサイダー』(3月29日付)などによると、契約額は約5億9,000万ドルで、2018年上半期中に工事を開始し、20年の稼働を予定しているという。

ところで、ペトロブラスは3月29日、本社で役員会を開催し、石油・ガス気候変動イニシアチブ(OGCI)に正式加盟することを承認したと発表した。OGCIは温室効果ガス(GHG)排出量の削減・回収を目指す団体で、石油業界からBP、中国石油天然ガス集団(CNPC)、イタリア炭化水素公社(ENI)、メキシコのペメックス、スペインのレプソル、サウジアラビア国営のサウジアラムコ、ロイヤル・ダッチ・シェル、スタットオイル、仏トタルなどが参加している。