スペインのレプソルは3月12日、2018年中にメキシコ国内に200カ所のサービスステーション(SS)を開設すると発表した。その上で、5年間でメキシコでのSS占有率を10%にするとの目標を示した。これを達成するため、今後、数年間に総額4億ドル超を投資する計画だ。

他方、レプソルが2月末に発表した決算で、2017年の業績が純利益で前年比22%増の21億2,100万ユーロとなり、過去6年で最高益となった。16年の純利益は17億3,600万ユーロだった。また、支払金利前の税引き前利益(EBITDA)は前年比29%増の67億2,300万ユーロだった。

ノルウェーのスタットオイルは3月15日、社名を「エクイノール」に変更すると発表した。また、同社は3月12日、バレンツ海スノービット天然ガス田の開発事業で、フェーズ2として同ガス田アスケラッド鉱区の開発プロジェクトに約6億4,250万ドルをパートナー企業とともに投資する決定を下したと発表した。

スタットオイルはまた、ノルウェー大陸棚にある石油・天然ガス開発・生産活動にかかわる統合管理センターと掘削業管理センターを同国のベルゲンに開設したことを明らかにした。デジタル技術の導入や遠隔制御の効率化などで収益向上につなげる。ちなみに、スタットオイルは2017年12月、米国に操業管理センターを設置済みで、1,100を超える陸上井の管理を行っているという。

オーストリアのOMVは2月28日、サワン、ミアノ、ラティフなどパキスタンの5鉱区で保有する権益の一部を、ドラゴン・プライム香港に約1億9,100万ドルで売却することに合意したと発表した。

このほか、イタリアのスナムとベルギーのフリュクシスは3月2日、カナダのケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)が保有する北海南部のインターコネクターUK天然ガスパイプラインの全保有権益(33.5%)を約1億300万ドルで取得する予定と発表した。インターコネクターUKは、英国からベルギーを経由して欧州大陸を結ぶ双方向のパイプライン。