2月18日付のサイト『エコノミック・タイムズ』などは、インドのリライアンス工業(RIL)のアンバーニー会長が、シスコ、シーメンス、HP(ヒューレット・パッカード)、デル、ノキアなどの多国籍企業と共同で、今後10年間で93億ドルを投資し、マハーラーシュトラ州にデジタル産業団地を建設すると報じた。

インド国営石油会社(IOC)は、精製能力を拡大するため、2030年までに109億ドルの投資を計画しているようだ。2月18日付のサイト『ビジネス・スタンダード』などによると、精製能力を現在の日量161万バレルから同233万バレルに増強するという。他方、インド石油・天然ガス省のワーキンググループは2月7日、インド全体の精製能力を2030年までに、現在の2億4,800万トン/年から4億3,800万トン/年に拡大することを提案したという。

このほか、2月10日付のサイト『ガルフ・ニュース』などによると、インド国営石油ガス会社(ONGC)の海外事業を手がける子会社であるONGCビデッシュ(OVL)から構成される複合企業体(コンソーシアム)が、アブダビ国営石油会社(ADNOC)のローワー・ザクム鉱区の権益10%を取得するという。取得金額は6億ドルとされ、契約期間は40年としている。コンソーシアムには、インドのバハラート・ペトロ・リソーシズも参加している。

ところで、『BBCニュース』によると、2月13日にインド南部のケーララ州コーチン港の造船所で爆発事故が発生し、5人が死亡、複数関係者が負傷したという。国営ONGCが運営する石油掘削装置(リグ)の修理中に爆発事故が起きたとしている。