アフリカでは、赤道ギニアがこのほど、石油輸出国機構(OPEC)への加盟申請を行ったことが判明したほか、南スーダンでは同国政府が次会計年度に原油生産量を増やす目標値を掲げた。また、アルジェリア国営石油会社のソナトラックが製油所の新設プロジェクトに向け、海外企業への働きかけを開始したとの情報が伝わっている。(国旗は赤道ギニア)

西アフリカに位置する赤道ギニアの鉱物・炭化水素資源相が1月下旬、OPEC本部があるオーストリアのウィ-ンで同機構の幹部と会談し、OPECへの加盟を申請したという。赤道ギニアはサブサハラ以南の地域で、3番目の石油・天然ガスの生産国であり、石油・天然ガスの輸出は輸出額全体の95%を占めている。

南スーダン政府はこのほど、2017~18会計年度の原油生産量の目標値を前年度比16万バレル(日量)増の29万バレル(同)と発表した。南スーダンでは、2012年にスーダン政府との間で送油管の使用量問題で合意できず、生産中止に至ったことや、13年後半に国内での内戦が足かせとなり、原油生産量が日量24万5,000バレルまで落ち込んでいた。それまでは、原油生産量が日量35万バレルに達していた。

1月30日付の『ロイター通信』によると、アルジェリア国営ソナトラックが4つの製油所の新設プロジェクトへの入札で海外企業に働きかけを開始した。それによると、建設予定地はティアレット、ハッシ・メサウド、スキクダ(2カ所)で、製油所の精製能力はそれぞれ年間500万トン(日量10万バレル)という。入札額を60億ドルと見込む。アルジェリアでは現在、年間3,000万トン(日量ベースで60万バレル)相当の石油製品を製造しているという。

ソナトラックはまた、イタリア炭化水素公社(ENI)の石油化学事業の子会社(ヴェルサリス)とともに、アルジェリアで石油化学コンプレックス(複合施設)を建設するための事業化調査(FS)を実施することに合意した。2016年11月に双方での合意に基づき、この複合施設は世界最大級の規模を想定しているという。