出光興産は28日、現在協議中である昭和シェル石油との経営統合について、同日開催の第101回定時株主総会で、大株主の代理人から反対の意見表明がされたことを受けて、以下のように声明を発表した。

「当社グループの企業価値向上のみならず、日本国内のエネルギーの安定供給体制の維持・強化に貢献することの重要性について、大株主と当社経営陣はその考えを同じくする中で、大株主とは今回の経営統合について継続的にコミュニケーションを行ってまいりました。本日の定時株主総会の場で大株主の代理人からこのような形で経営統合反対の意見表明があったことは、誠に残念であると考えております。 当社グループの持続的な成長と石油業界の将来を考えた時、昭和シェル石油との経営統合が最善の策と確信していることには変わりなく、今後も対等の精神の下、経営統合に向けた協議を継続して参ります」。