日本郵船(NYK)は13日、千代田化工建設などが出資する合弁会社であるEMAS CHIYODA Subsea Limited(ECS)の総株式の25%を取得し、資本参加することをECS株主であるエズラ・ホールデングス(本社:シンガポール)及び千代化と合意したと発表した。ECSの出資比率は、エズラ40%、千代田化工35%、日本郵船25%となる。(写真は調印式の様子、日本郵船のニュースリリースから引用)

ECSは、石油やガスなど海底資源の生産に必要な海中・海底(サブシー)関連設備の設計、調達、建設・据付業務(EPCI)をグローバルに展開している。日本郵船は中期経営計画に基づき、海運業+α(アルファ)の取組みを活かした差別化を図るため、海底油田における探査・探鉱、掘削、生産・貯蔵、域内輸送と石油開発バリューチェーンにおける事業の強化を進めている。今回、新たにサブシーEPCI事業へ参画することで、上流資源開発領域でさらに幅広いサービスを提供するとしている。